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ゼロエネ住宅の作り方
ゼロエネ住宅の作り方

ネットエネルギーハウス普及加速事業費補助金の事業が行われZEHブームの到来です。乗り遅れないためには何をすればよいのでしょうか?ゼロエネルギー住宅の仕様設計手順を簡単に振り返りましょう!

【平成29年度ZEH支援事業はコチラ】

目標を決める

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どの様なゼロエネルギー住宅を建てるのか?予算は?先ずは定量的な目標設定をする必要があります。ZEH補助金の定義で言えば、①UA値の目標②一次エネルギー消費の削減率③太陽光発電システムの容量が対象になります。
④ゼロエネルギー住宅の目標レベルを実現する材料コスト及び施行手間の増額を算出し販売価格の目標値を検討します。定量的な目標値が立案しにくい場合は、日本語化した目標を立て、そこから数値目標に落とし込んでいくと良いでしょう。その場合は詳しい人に相談するか、仕様決めサポート等のプロの業者に任せる事で具体化する事が出来ます。
この時に大事になるのは自社のビジョンの確立とブランディングです。大手ハウスメーカーをはじめ、基本的には、全ての住宅商品が省エネ住宅に向かっていますのでZEHできますだけでは差別化要素とはいえません。
どんなゼロエネルギー住宅を建てるのか?自社のビジョンが大事になってきます。

ZEHとは?

参考となる目標値

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先ずは外皮性能UA値の検討から始めます。高断熱ZEHがいいとか、メカメカZEHは駄目とか良く言われますが、大事なのはバランスであり自社がどの様な顧客満足を目指すのかでその比重は変わってきます。経産省のネットゼロエネルギーハウス普及加速事業費補助金等の制度ではUA値の規準が定められています。2020年省エネ規準より30パーセント程度、熱損失を減らす目標値になっており10ポイントの大きな加点が付与される推奨基準では更に20パーセントの削減が求められています。最初に検討する目標値としては、この2つのどちらをクリアするのか?を考える事になります。
ZEHの目標値を検討するときに非常に参考になるのがHEAT20のG1・G2グレードです。表を見てお分かりのようにZEH規準はHEAT20規準を参考に設定されています。ZEH適合レベルはG1、加点を狙う20パーセント削減レベルはG2が目安になりますので、仕様決めが全くの白紙の場合は、HEAT20を参考にすると良いでしょう。2016年に発売されたHEAT20の設計ガイドブックプラスには、G1・G2の地域区分毎、各素材毎の参考仕様が掲載されていますので参考になります。

【UA基準値比較表】

 1地域2地域3地域4地域5地域6地域7地域8地域
HEAT20 G20.280.280.280.340.340.460.46
HEAT20 G10.340.340.380.460.480.560.56
ZEH0.400.400.500.600.600.600.60
ZEH+
0.300.300.400.400.400.500.50
2020年基準UA0.460.460.560.750.870.870.87
2020年基準ηA3.02.82.73.2

外皮平均熱貫流率UAとは?

外皮性能の検討手順

大まかな仕様目標が決まったら自社物件での検討を行います。物件の形状や開口部比率の大小によってUA値は左右されますので自社の設計で熱的に不利な物件でも規準達成が可能か検討します。
その際に、外皮性能の設計手順として参考となる方法をご紹介します。まず目標UA値を決め、目標UA値に面積を掛けて全体の熱損失量を算出します。それから屋根(天井)・壁・床・土間床の断熱仕様を決めて、窓以外の熱損失量を算出します。目標UA値に対する熱損失量 - 窓以外の熱損失量 = 窓に使える熱損失量になります。これを欲しい窓の面積で割った値が必要な窓の性能値になりますので、性能を上げたり、窓の面積を調整したりしてスペックを決めていきます。このように検討した値と原状との比較を行い、仕様を固めていきます。前提として考えておかなければいけないのは、窓以外の断熱性能の必要なスペックが確保できているかどうかです。窓だけ良い物を使っても快適な家にはなりませんのでバランスが重要となります。

外皮計算とは?
部位の熱緩急率U値とは?
外皮基準に係る専門用語①
外皮基準に係る専門用語②

一次エネルギー消費量の削減

18_省エネ基準改正へのスケジュール

一次エネルギー消費量は暖冷房・換気・給湯・照明の4要素で決まります。このうち寄与率の大きなものは、暖冷房・給湯のエネルギー消費になります。
暖冷房エネルギーは外皮性能×空調機器の性能×部屋の大きさの関係になっていますので、それぞれのバランスを考慮した設計が必要になります。ZEHレベルの外皮性能であれば省エネ規準プログラムでも暖冷房エネルギーは少なくなる傾向にあります。空調機器はエアコンや温水型床暖房で高効率なものなどが有利になります。部屋の大きさは大きければ不利になりますが、窓の大小と同じで省エネだけで判断すべき要素ではないので検討が必要です。
給湯についてはエコキュートやエコジョーズなど高効率機器の選定がポイントです。エコキュートの場合はJIS効率で評価されますので各メーカーの中位機種以上のものを選ぶ様になります。エネルギー種別の都合やコージェネの採用など選択肢は幅広くありますのでエネルギー削減率だけでなくユーザーのニーズにあったものを提案します。換気は1種熱交換より3種の方がエネルギー消費が少なくなります。ここは本来であれば省エネ規準の計算以外にQ値計算をするなど、換気の熱ロスなども考慮しておきたいところですがZEH規準の判定では3種が有利になります。照明はZEHの場合、LED1択になります、多灯分散方式や調光などの選択で差別化します。このように予算や好みを反映させながら4つの項目についてよりエネルギー削減率の合計が少なくなる組み合わせを探していきます。

一次エネルギー消費量とは?
一次エネルギー消費量の単位 ジュール

太陽光発電システム

19_ZEHとは

ZEHで必要とされる太陽光発電の発電量は基準値より20パーセント以上削減された設計一次エネルギー消費量をまかなう分になります。削減率が高くても家が大きかったり床暖房を使って規準エネルギー消費量を大きくすると太陽光で創るエネルギー消費量は大きくなります。ZEHに使う機器の中で一番イニシャルコストが高いのが太陽光発電システムですので、搭載する太陽光の大きさは重要なファクターとなります。

ZEHの次にくるもの

このような手順でZEHのスペックを決めていきます。いま行われているZEH補助事業は性能(削減率)の高い順で採択されていくので過剰なスペックを要求される側面があります。しかし、補助金は永遠に続くものではありません、補助金目当てのZEH提案だけでは、継続的に省エネ住宅を提案していくことはできませんので工務店としての差別化は難しくなります。ZEH補助金の後にくるものを視野に入れたブランディングが出来るか否か? いまそれが試されています。

サポート依頼はコチラまで
ZEH申請には外皮計算・一次エネルギー消費量の計算が必要です。 忙しくて時間が無い人・いまひとつ自信が無い人は外皮計算代行サービス 外皮計算.comまで!

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【お問い合わせは野原産業(株) 住環境事業部 ゼロエネ住宅サポート部

電話 03-6361-2213

メール gaihikeisan@nohara-inc.co.jp

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