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ZEH+(ぷらす)とは? もう少しハイレベルなZEHがはじまります。
ZEH+(ぷらす)とは? もう少しハイレベルなZEHがはじまります。


ZEH+(ぷらす)とは?



平成30年度の経済産業省のZEH事業の内容が、平成30年の2月9日に、資源エネルギー庁のホームページで公表されています

ゼロエネルギー住宅関連では、国交省が、グリーン化事業における高度省エネ住宅、環境省は、経産省から従来の事業を引き継いでのZEH、そして、経産省は、より高度なZEHの推進を各省の事業として掲げています。

経産省では、より高度なZEHとして「ZEH+(ぜっちぷらす)を定義しました。

経産省が平成30年度に行う、ゼロエネルギー住宅の支援策で、従来のZEHよりも、ハイレベルな省エネ性能が求められます。
この事業では、省エネの深堀りとともに、太陽光発電の自家消費拡大を目指しています。
平成29年度まで経産省が行っていた、ZEH事業は環境省に引き継がれますので、住まい手は、自らの予算やニーズに合わせて、
どちらの事業に、応募するのか、選ぶ事ができます。ZEHとZEH+(ぷらす)が分かれる事で、平成28年度の事業の様な不毛な競争を避ける
事ができ、ZEHに興味がある住まい手にとって良い環境になると期待できます。
ここでは、ZEH+(ぷらす)とは、どの様なものか、ZEHと何が違うのか解説していきたいと思います。


ZEH+(ぷらす)はZEHの上位目標



経済産業省のZEH事業のポイント

【補助対象となるZEH+の要件】

《基本要件》
ZEH+の基本要件は、広義の『ZEH』(ZEHもしくはNearyZEHに限る)を満たすこととされています。
※NearyZEHについては、寒冷地(地域区分1または2地域)、低日射地域(A1またはA2)または、多雪地域(垂直積雪量100Cm以上)に限る
ここに追加要件として、外皮性能の強化、一次エネルギー消費量の更なる削減、エネマネの促進が追加要件として掲げられています。

《追加要件》
1.再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量から25%以上の一次エネルギー消費量を削減する
ZEHでは20%以上でしたが、ZEH+では、一次エネルギー消費量の削減量が、25%以上に引き上げられました。

2.以下の3つの要素のうち2つ以上を採用する。
①外皮性能の更なる強化  1・2地域 0.30 3~5地域 0.40 6・7地域 0.50 ※単位:W/㎡・K
②高度エネルギーマネジメント
③電気自動車を活用した自家消費の拡大措置


追加要件の解説



①一次エネルギー消費量は25パーセントの削減
一次エネルギー消費量の削減は、ZEHの20パーセント削減に対し、ZEH+では25パーセントの削減とさらなる性能向上を求めています。とは言え、強化された外皮で、標準的な設備機器を使えば十分に達成できる値です。

②外皮性能はHEAT20のG2程度
ZEH+(ぷらす)は、さらなる性能向上を目指したZEHの上位目標と言える基準で、プラスエネルギーハウスやLCCM住宅を目指した高性能住宅の方向性の中にあるものと考えられます。
平成29年度までのZEH事業の中で、温暖地であればUA値0.60を0.48以下にする10ポイント加点になる断熱強化の規定がありましたが、概ね、それに近い性能向上を求めているのがZEH+の外皮基準になります。
HEAT20のG2レベルに概ね、近い値ですので、仕様例は、ガイドブックを参考にすると良いと思います。

 1地域2地域3地域4地域5地域6地域7地域8地域
HEAT20G20.280.280.280.340.340.460.46
HEAT20G10.340.340.380.460.480.560.56
ZEH+(ぷらす)基準0.300.300.400.400.400.500.50
ZEH基準0.400.400.500.600.600.600.60
2020年基準UA0.460.460.560.750.870.870.87
2020年基準ηA3.02.82.73.2

※ZEH+では、4・5地域については当面の間(最長2年程度)、0.50以下であれば上記の要素を満たすものとすると補足されています。

③HEMSはもうおまけじゃない
ZEH+の基準にもエネルギーマネジメントシステム(HEMS)の設置が規定されています。
ZEH事業でも、HEMSは必須でしたがZEH+(ぷらす)ではECONET LITE AIF認証を取得したHEMSの採用が条件になっています。
ベースとなるECONET LITE規格は、汎用的な仕様書で、今回規定されたアプリケーション通信インターフェース仕様書(AIF)は各機器の実態に合わせ、相互通信性向上の為、アプリケーションレベルでの使い方をより具体化した仕様書の事です。
今後、AIF認証を取得した便利な製品が数多く出てくるものと思われます。
AIF認証を取得した製品紹介ページ
④EVコンセントの設置
今回、ZEH+(ぷらす)で新たな規定として取り入れられたのがEVコンセントの設置の項目です。
電気自動車との連携による新たな住宅用太陽光発電システムの活用が期待されているようです。

⑤太陽光発電装置の設置
ZEH同様に、太陽光発電の創エネルギー量が、暖冷房・換気・給湯・照明で発生する一次エネルギー消費量分をまかなう分以上搭載する事が求められます。


気になる補助金の金額は?



事業名担当省庁補助金額蓄電地の補助金額蓄電池上限額
ZEH+経済産業省115万円/件3万円/KW45万円
ZEH環境省70万円/件3万円/KW30万円

※蓄電池の補助額は上限額、もしくは補助対象経費の1/3いずれか低い額になります。

ZEH+またはZEHにCLT(直交集成板)を構造耐力上主要な部分のうち、壁・床板・屋根板に利用し先進的な太陽熱利用技術(要件は未定)を利用する場合は90万円を上限に定額が加算されます。


平成30年ZEH+事業に関するリンク



経済産業省・省エネルギー庁のZEH情報

環境省 平成20年度のZEH補助金について

ZEHロードマップ検討委員会とりまとめ

平成30年度戸建住宅におけるZEH支援事業のポイント

平成30年度集合住宅におけるZEH支援事業のポイント