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水蒸気の移動
水蒸気の移動

空気中に含まれる水分のことを水蒸気といいます。水蒸気には外部で発生して室内に入り込むものと室内で発生するものの2種類があります。外部で発生する水蒸気は大気の影響に左右され、開口部や床下空間から侵入してきます。室内で発生する水蒸気は住まい手の生活から生まれます。人体から蒸発するものと調理や入浴など水周りから発生するものが主な発生源です。

放射

水蒸気は空気の移動によるものと、密度の高いほうから低いほうに移動する性質によるものの2つの動きにより、住宅などの閉ざされた空間では、全体で均一になろうとする動きをします。水蒸気の発生源の無い部屋や物入などにも徐々に広がっていくイメージです。主には空気の移動によるものですが、空気の移動は基本的に温度差で高いほう~低いほうへ移動していきますので、温度の低いところに、暖かく湿った空気が移動して、冷たい部位にぶつかって結露するのが基本的なロジックになります。

グラスウール

水蒸気は非常に小さな分子ですので、ほとんどの建材は透過してしまいます。湿度が透過するので透湿という言葉で呼ばれます。構造体内部に水蒸気が建材を侵入すると内部結露を起こし、建物の価値を落としますので、外気に接した面には透湿抵抗の高い材料を使う必要があります。グラスウールなど素材の透質抵抗の低い材料は気密シートでパックされたものが基本なのは、繊維の中に水蒸気が入り込まないためです。

気体

水蒸気は、見えませんが、部屋の間を行き来し、建材を透過して構造体内部に侵入します。温度が高ければ空気がたくさん水蒸気を持っていてくれますが、温度が下がると持ちきれなくなり、液体へと変化します。
このような水蒸気の移動と形態の変化が、結露として建物に被害を与え、建物の価値と住まい手の健康に影響を及ぼします。
水蒸気の移動や結露のメカニズムを知ることがクレームの無い住宅作りに役立ちます。