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年間17000人がヒートショックで死亡?  温度差がまねく住宅内事故のリスクを考えよう
年間17000人がヒートショックで死亡? 温度差がまねく住宅内事故のリスクを考えよう

東京都長寿健康センターが公表している調査報告によれば家庭内でのヒートショックが原因であると思われる死亡者の数は年間で17000人に上るとされています。直接的な死因は、溺死等になりますので、あくまで推測値ですが、これは交通事故による死亡者の数を大幅に上回り、決して無視出来ない数値です。

ヒートショック2

最近も屈強な体躯の相撲部屋の親方がサウナ帰りに突然、倒れられた事故もヒートショックが原因だと報じられていました。

ヒートショックは我々の身近にある、ありふれたリスクであり、家づくりにおいて住宅内の温度差を減らす対策を家族の健康を守る為に、真面目に考えなければいけない時代になってきています。

実際の住宅の温度は、どうなっているのでしょう?

気象データと断熱性能から住宅内の室温がわかるシミュレータe-cocochiホームデザイナーで東京都多摩地区での冬の寒い日の温度を算出してみました。

このデータは、冬の代表日(よくある晴れた寒い日のイメージです)の起床時の室温です、前日11:00に就寝するまで暖房をつけて、就寝中は暖房を行っていない生活スケジュールの家庭でのシミュレーションです。

左側は、2020年に義務化が予定されている省エネ規準適合ギリギリレベル、右側がオススメ仕様で、義務化レベルより3割程、断熱性能を高めた住宅です。

【東京都小金井市 2月7日 AM6:00 (起床時)】
東京都小金井市2月7日AM6:00(起床時)

 2020年義務化レベル義務化より3割アップ
UA値0.87w/㎡・K0.56w/㎡・K
LDK9.6℃13.0℃
和室9.1℃12.6℃
廊下9.4℃12.3℃
階段9.2℃12.0℃
玄関9.0℃11.9℃
トイレ10.1℃12.8℃
洗面9.9℃12.6℃
浴室9.6℃12.2℃

【東京都小金井市 2月7日 AM7:00 (暖房開始)】
東京都小金井市2月7日AM7:00(暖房開始)

 2020年義務化レベル義務化より3割アップ
UA値0.87w/㎡・K0.56w/㎡・K
LDK22.0℃22.0℃
和室18.3℃19.4℃
廊下10.9℃13.4℃
階段9.8℃12.4℃
玄関9.8℃12.5℃
トイレ10.2℃12.9℃
洗面13.8℃16.5℃
浴室9.7℃12.4℃

リビングの温度は22℃で暖房を行っている条件なので同じ温度になっています。断熱性能の違いで各室に留まる熱量の違いがよくわかります。
洗面室の温度が高いのは、生活スケジュールに居住者が活動している熱量が反映されているからです。人が活動していなければ浴室とほぼ同様の温度になります。

【断熱仕様の比較】
上記の2つの比較データで使用されている断熱材は、下記のような断熱材・サッシです。3割性能アップと聞くと大げさなイメージがありますが、実は、それほどコストアップにならないほどほどの仕様で温度の改善ができることがわかります。

仕様名2020年義務化ギリギリオススメ仕様3割UP!
(HEAT20G1)
天井断熱高性能グラスウール
密度16K100ミリ
高性能グラスウール
密度16K155ミリ
壁断熱高性能グラスウール
密度16K85ミリ
高性能グラスウール
密度16K85ミリ
サッシアルミ樹脂複合サッシ樹脂サッシ
ガラスペアガラスLow-eペアガラス
床断熱押出発泡ポリスチレン
65ミリ
押出発泡ポリスチレン
90ミリ

ヒートショックにならない生活環境を実現するために、家の温度を考えた家づくりをオススメします。

《オマケ》

ご参考までに、ヒートショックの危険性を推測する参考サイトをご紹介します。

①「レポーターによるアンケート結果による起床時の温度をまとめたサイト」
ウェザーニュース起床時の温度アンケート

②「毎日のヒートショックの危険性がわかるサイト」
天気JP ヒートショック予報