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2015年の省エネ基準適合率は5割超! えっ まだ適合してない住宅がそんなにあるの?
2015年の省エネ基準適合率は5割超! えっ まだ適合してない住宅がそんなにあるの?

国土交通省が2017年10月13日に行われた住宅・建築物のエネルギー消費性能の実態等に関する研究会で発表した内容によると2015年の戸建住宅の省エネ規準の適合率は53%であったそうです。

この結果は昨年に行われたアンケート調査に基づくもので、4万社を対象としていますが有効回答数が2378件とのことからあくまで参考値と捉える必要があります。

このようなアンケートに回答して頂ける事業者は、省エネ住宅に前向きに取り組んでいる工務店さんであることが想定できる為、実際の適合率は、これよりかなり低いのでは?と疑ってしまいます。

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現状は、寂しい感じですが、2020年に予定されている戸建住宅の省エネ規準適合に向けて急加速していくことを期待してます。


省エネ基準に適合していない住宅は、どんな感じなのでしょう?



適合義務化になれば当然、建築することすらできなくなりますが、「義務じゃないし、ウチの客層は、カッコいいとか値段の話ばかりだから関係ないよ」なんて言っていて本当に大丈夫なのでしょうか?

下の図は、静岡県の浜松市近郊での温熱等級3の住宅とヒート20G1の家の比較データです。
イメージだと浜松市なんて、そんなに寒く無いから断熱なんて、ソコソコでいいんじゃ無いの?と思うかもしれませんが、下記のデータを見れば2020年省エネ基準を満たさない住宅 では、満足できる温熱環境には、程遠い状態であると言えます。

浜松の2014年の年間気象データは、このような感じです。比較的温暖な風土ですが、それなりに寒い日数はある事が分かります。

hama002

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下の図は、浜松の冬の代表日(最も寒い日ではなく、よくある晴れた冬の一日のイメージです)の住宅の温度の変化です。
左が2020年に義務化になる予定の省エネ規準並みの住宅、右がHEAT20のG1レベルの住宅です。
UA値で言うと、左が0.87W/㎡・K 右が0.56W/㎡・Kとなり、ZEH相当の住宅と考えると分かりやすいと思います。

就寝前 23:00

就寝前 23:00

起床時 6:00

起床時 6:00

この家庭は、夫婦とこども一人の三人家族で奥さんは、主婦で基本、就寝時以外は、リビングで暖房をつけている環境となっています。その為、2020年省エネ規準並みの断熱性能を持っていれば、暖房時は、それなりの温度を保っている状況となっています。

しかし、23時以降、就寝時は暖房をつけない状況下で朝、起床時の温度に2020年省エネ規準の住宅とHAT20 G1(ZEH相当)の住宅では、大きな差が出てしまっています。
これは、断熱性能の違いによる熱の逃げやすさの差であり、比較的温暖と言われている浜松でも2020年省エネ規準レベルの住宅は、『朝、布団からでたくない住宅』といえることができます。
ましてや、省エネ規準を満たしていない住宅なんて。。。。。。
考えたくもありませんよね

ちなみに
下記の結果が2020年省エネ規準レベルに満たない物件の建物です。
一般的に販売されている安価な断熱材と、アルミサッシ+ペア硝子を使用した木造住宅とイメージして下さい。

就寝前 23:00

就寝前 23:00

起床時 6:00

起床時 6:00

明らかに、暖房時に、暖房しているリビング以外の部屋の熱は、外に逃げており、住宅内の温度差がはげしくなっています。起床時は、リビングでも8.3℃とかなりしんどい寒さになっていますね。。。。

このように、断熱性能がもたらす住宅の快適性能は、暖かいと思われている地域でも明確な差があります。

まずは、省エネ規準よりもワンランク上の断熱性能が必要な事を覚えておいてください。